それでも世界は美しい 1巻 あらすじと感想レビューネタバレ

「晴れの大国」の太陽王を訪ねて、1人の少女がやってきました。

その名も「雨の公国」第四王女、ニケ姫。

歌により天候を操るという不思議な力を持つこの少女は、自国の自治権の為にこの大国の王に輿入れにやってきたのです。

一方、「晴れの大国」の王、リヴィウスに初めて謁見したニケは仰天。

それもそのはず、玉座に座っていたのはまだ年端もいかない少年だったのです。

しかし、風貌とは裏腹な大人びた目つき、尊大な態度。

ニケを一瞥し「余はまだ雨というものを見たことがない、降らせよ姫」と冷徹な顔で命令する姿に、ニケは激しい嫌悪感を覚えます。

アメフラシの術は手品じゃない。

必要なのは、術を求める周囲の想いと術者の想いがリンクし、とりまく世界の美しさを実感させる事。

二ケは、太陽王リヴィウスに条件を出します。

「雨を所望するなら、まずお前がここの世界の美しさを私に提示しろ」!

王となる為の道のりの途中、美しさとは何たるかを語る言葉をなくしてしまった少年王リヴィウス。

この難題に、どう向き合うのでしょうか?



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